健康

【2020】CBDオイルの日本規制・有害性の調査結果について

日本ではマイナスイメージの強い「大麻」。

大麻草に含まれる特定の成分が「違法」なだけであり、その他の有用な成分に着目しているのがCBDオイルです。

自然由来の成分なので、サプリのように経口摂取したり・皮膚に塗ってスキンケアとして活用するなど、幅広い用途に利用できる部分も特徴的です。

日本でも流行りつつあるCBDオイルについて、「日本の規制や有害性」を調査しまとめました。

CBDオイルと日本の大麻規制

CBDオイルの「CBD」とは、大麻草に含まれる成分の一つ「カンナビジオール(Cannabidiol)」の略称です。

大麻草から特定の成分を抽出して加工したものが、今現在CBDオイルとして流通しています。

一方で日本には「大麻取締法」があり、大麻草とその製品の「輸出入・所持・栽培・販売・譲渡など」は法律で禁じられています。

日本の法律における大麻規制

大麻の規制について 

大麻取締法における「大麻」とは ・大麻とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいいます。 

ただし、大麻草の成熟した茎及びその茎から作られる繊維等の製品(樹脂を除きま す。)と、大麻草の種子及びその製品は規制対象から除かれます。

我が国では、都道府県知事の免許を受けた大麻取扱者(大麻栽培者・大麻研究者) のみが大麻の栽培、所持、譲受・譲渡等を認められており、大麻取扱者以外の者が これらの行為を行った場合は罰せられます。 

大麻の輸入は、大麻研究者が研究の目的で、厚生労働大臣の許可を受けて行う場合 にしか行うことができません。 

(引用元)厚生労働省「CBD(※)オイル等の CBD 製品の輸入を検討されている方へ」

https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000638551.pdf

つまり、大麻成分を使用した製品でも、厚生労働省が「大麻に該当しない製品である」と判断した場合には、大麻取締法の適用外となります。

そのため、CBDオイルの中でも「厚生労働省の大麻規制」に含まれる製品と、そうでない製品が存在しています。

その線引きは、
「大麻草の成熟した茎又は種子以外の部位」から抽出・製造された製品ではないか?
精神作用のある「THC成分を含んでいないか?」

この二点が重要なポイントです。

科学的に生成された製品が増えているため、「大麻草から直接抽出していないから大麻ではない」と思い、THC成分の有無を見落とさないように注意しましょう。

CBD成分は「合法」THC成分は「違法」

CBD成分を含む製品は、
「大麻草の成熟した茎又は種子」から抽出・製造されていれば合法です。

THC成分が含まれる製品は、
ごく少量であっても「大麻」に該当する”違法”な製品になります。

(科学的に合成されたTHCは麻薬に相当するため注意)

「大麻草の成熟した茎又は種子」以外の使用を禁じているのは、THCの含有量が高い部位だからですね。

CBDオイル絡みで逮捕された方は、アメリカ在住の日本人であり「THC成分」の濃度が高いものをアメリカから日本に持ち込もうとして検挙されています。

つまり大麻取締法は、精神作用が強く・酩酊状態になる「THC成分」を規制する法律であり、「CBDやその他の成分」を規制するための法律ではありませんので安心してください。

CBDオイルの価格と法規制

日本は海外と比べて、CBDオイルの敷居がやや高い物になっています。

この理由の一つは、「大麻取締法による原材部位の指定」と「原料が輸入中心である」ということにあります。

CBD成分を抽出する上で、最もCBD濃度が高い「葉」「花穂」は法律上使用できず、比較してCBD成分が1/100程度の「茎」を使うことになり、価格が必然的に高くなることに。

そのため、法律上使用できない部位を使った「違法なCBDオイル」を海外から安く輸入して販売しようとする業者が後を絶ちません。

このような状況が続けば、何れ日本のCBDオイルは確実に規制対象になってしまいます。

一方で、そんなに暗いニュースだけではありません。

東京パラリンピックの影響で、CBDオイルに対する国の方針が変わりつつあるのです。

2019年、パラ選手の1人が「持病のてんかん発作」を抑制するために高濃度のCBDオイルを日本に持ち込みたいと希望していました。

もちろん、このCBDオイルは海外製で「茎」から抽出している訳もなく、THC成分が含有されている可能性もあるものです。

オリンピック/パラリンピックの開催ホスト国として、「選手の医療用に必要な製品の持ち込みを認めた方が良いのではないか」という声が上がり、てんかんに対するCBDの治験チームが発足することに。

その結果、2020年7月に「難治てんかんに大麻由来サプリメントが著効」として研究成果を論文で発表しています。

https://www.dreamnews.jp/press/0000219150/

この実験では当然、「葉」「花穂」などから抽出されたCBD治療薬が使われており、日本での医療利用が認められれば、抽出部位についての法律が変わる可能性があります。

そうなれば、国内におけるCBDオイルの価格も低下し、今よりもグッと敷居が低いものになるでしょう。

そのためにも適法な製品を購入し、悪質な業者を締め出していくことが重要です。

CBD成分は「大麻の典型的な有害反応を生み出さない」WHO発表

世界保健機関(WHO)が2017年にCBD成分の報告書を発表しています。

その中に、「 CBDがTHC のようなカンナビノイドで典型的に見られる効果を生み出さない。」との記述がありました。

他にも、「CBD成分による身体依存効果は報告されていない」「CBDが乱用可能性と関連しないことを示している」との記述もあり、毒学的にも低い毒性のようです。

(※「カンナビジオール(CBD)事前審査報告書」WHOhttp://cannabis.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20171206225443-F93DD6CFE8B1C092970601FFD88BDBE2E5F96AE8B22F18642F02F65C6737547F.pdf )

日本においても「てんかんへの治験」が行われており、今後の有効利用が期待される成分です。

CBDが治療効果を有する可能性のある疾患一覧

WHOが2017年に発表した報告書によると、下記疾患の治療に「CBD成分が有効な可能性がある」と報告しています。

CBD成分の治療効果が期待される疾患

  • アルツハイマー病
  • パーキンソン病
  • 多発性硬化症
  • ハンチントン病
  • 低酸素虚血性脳障害
  • 疼痛
  • 精神障害
  • 不安
  • 抑うつ
  • がん
  • 吐き気(悪心) 
  • 炎症性疾患
  • 関節リウマチ
  • 感染症
  • 炎症性腸疾患とクローン 病 
  • 心血管疾患
  • 糖尿病合併症

(「カンナビジオール(CBD)事前審査報告書WHO

http://cannabis.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20171206225443F93DD6CFE8B1C092970601FFD88BDBE2E5F96AE8B22F18642F02F65C6737547F.pdf )

CBD成分は精神病から難病まで幅広く効果が期待されています。

CBDオイルと日本規制・有害性

日本におけるCBDオイルは、「大麻草の成熟した茎又は種子」から抽出・製造されていれば問題ありません。

ただし、THC成分が含まれるものは大麻取締法の規制対象になるので注意が必要です。

有害性については、毒性の観点から危険度が低く、乱用や身体的依存についても影響は確認されないため、安全性は高いと考えられます。

日本においても「てんかん」に対する治験がスタートし、今後の規制緩和に影響がありそうです。

難病とされる疾患にも治療効果が期待され、海外では愛用者も多いCBDオイル。

気になる方は、「国内加工品」で試してみると安全です。